有色人種として生きる
中学の社会の授業で、南アフリカのアパルトヘイトの話題のときに「日本人は幸い『名誉白人』とされて、差別は受けていません」という記述が教科書にあって、何が幸いなんだと思っていた記憶があります。ま、白金とか資源が欲しいから、商社が進出してたりしてたんでしょうね、そういう意味で、不都合はないという意味だったんだろうけど、釈然としなかったんです。
で、まさかの21世紀の今、リビアで奴隷貿易が行われており、ロンドンで抗議デモがあるという話題をインスタに上げたのが、ナオミ・キャンベルさんです。
他のアフリカ系のモデルも声を上げました。
スーパーモデルも「物言うセレブ」なんだなぁ、と感激しました。
日本人は名誉白人として扱われて差別されません、が幸いなのかはわからない気がしますが、奴隷貿易されていないのは幸いです。
植民地支配されていた歴史もありませんでした。第二次世界大戦後のGHQ占領を受けていた時代を除けば、ですが。しかし、その時代の延長のような扱いを現在の日米関係に感じてしまうのです。トランプはわざわざ天皇陛下に会いに行ってまで、日本人の歴史についてまるで知識がないことがバレるような言動をした挙句、韓国に向けて出発する際に
「もっと米国から武器を買って軍備増強してくれ」
と言い、偉そうな会見を終えた。
松山選手まで呼んだゴルフ接待の甲斐があったのか、まるで手ごたえがない。
この話題、長くなってしまうので、今後続きます。
「風と共に去りぬ」という南北戦争前後の南部の上流家庭の女性の成長を描く小説を小学生の頃から愛読していたので、奴隷制度には関心がありました。
大好きなアフリカ系のモデルくんが、12月10日の公民権法成立の日に寄せて、差別撤廃を求める声を上げる投稿をインスタに上げたのをきっかけに、思春期の思いが蘇りました。